哲学書「稲中卓球部」①

私は、以前「パレートの法則」というものを紹介したことがあります。


簡単に説明すると人の割合(だけでなく、働き蟻から腸内細菌まで)


善人 20%
日和見主義 70%
悪人(関わらない方がよい人) 10%


で構成されるという法則です。


その中で私は、人怖の割合は10%にすぎないので、それ以外の90%の人たちには関わる価値がある。と言いました。


私を含めたこの日和見主義の人たちというのは、良い面を見せている時は、
相手を心地よく過ごさせてくれますが、定期的に、がっかりさせてくるということもまた事実です。


「稲中卓球部」という漫画があります。
この漫画は、非常に哲学的な漫画です(と私は解釈しています)が、この中にこんな話があります。


主人公の前野くんは、自分のことをクズ(うんこ)であると自虐的に語り
「うんこ」のかぶりものを頭にかぶって遊んでいます。
そこにクラスメイトA君がB君に、Cさんについての恋愛相談をしている場面に出くわします。
B君はA君の相談に親身になり、A君の恋の成就を応援します。
しかし、ゴタゴタの末、相談に乗っていた側のB君とCさんが付き合うことになり、A君は戸惑いながらも二人を祝福します。


中学生ながら同じ教室内で安っぽい三文芝居を繰り広げる三人に
前野くん達は「一生やってなさい」と言って、うんこのかぶりものを被せる。


という内容だったと記憶しています。


なんというか、側から見ると、なんだか脱力してしまうようなさまざまながっかりとすることをこの70%の日和見主義の人たちは定期的にしでかします。
そこがまた、人間臭くて魅力とも言えるのかもしれませんが。


アニメの深読みが秀逸でビジネスにおける先見の明もある岡田斗司夫さんは、YouTube動画の中で「女の80%はクズ(≒うんこ)である。男も同様」と断言しました。10%の人怖の人に70%の日和見主義の人を足すとちょうど80%となります。


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