曼荼羅と道切りの民(前編)

はじめに

昔、しりあがり寿さん作の「弥次喜多in deep」という漫画を読んでいた時、
目の前に時空の穴ができて、赤牛が出てくるというような場面があったような記憶があり、
私はこの場面がとても好きでした。


私はサウナに入っている時に、暑さでなんだか、時空の穴が空きそうと勝手な妄想をしたことがあります。サウナでなくても、時々、目の前に時空の穴が現れないかな?と空を見つめたりすることもあります。


何が言いたいかと言うと、時空の穴がきちんと閉じられているので、
現実世界は、現実世界であり、安定している(≒味気ない)ということです。


つまり、きちんと穴が閉じられているので、そう簡単には時空の穴は開かないし、異世界へもいけないということ。


今回ご紹介する動画は「道切りの民」の末裔というMさんの体験談をまとめた話です。
異世界とこの世界の穴を塞ぐとされている「道切りの民」の正体とは?


時空の穴

5年ほど前からNetflixなどでも「異世界もの」の作品が上位にランキングさて、流行っていることには気がついていました。


なぜだろう?
・転生したらスライムになってみたり
・おじさんが美少年の魔法使いになってみたり


日本人が幼稚になっているからなのだろうか?
30年近く続く不況で現実世界が嫌になって異世界への転生願望が高まっているからなのか?
そんなふうに単純に思っていました。


ある時、「時空のおっさん」なる有名な都市伝説を知りました。
日本各地で、異世界に紛れ込んだ人たちが、実際に体験した話として
2ch掲示板に書き込んでいたのです。
(最初の書き込みは2005年頃だったと聞いたような気がします)


投稿者達は、エレベータに乗った時、眠りから覚めた時、山道を歩いている時、トンネルの中、電車に乗っている時、街角、入院中、さまざまなシチュエーションで、突如として異世界に紛れ込んでしまいます。


異世界の話には数種類あって
①今いる現実と同じ街並みだけれども、人がいない
②今いる現実と同じで、自分はみんなのことが見えるのに、みんなから自分が見えない
③歴史背景・事実がことなるパラレルワールド
④日本語は通じるけど文字が読めないパラレルワールド
⑤空が赤い、季節が違う、時代が違う
etc・・・


「時空のおじさん」が出てくるのは、人のいない世界です。


異界に紛れ込んだ人が途方に暮れていると、作業着を来た中年男性が
怒りながら近づいてきて、携帯電話で何か会話すると
紛れ込んだ人を元の世界に戻してくれるという内容です。


どの話もだいたいこのような感じの流れです。


そして、異世界からこちらの世界へ戻してくれる作業服を着た中年男性を
都市伝説界隈では「時空のおっさん」と呼ぶようになったようです。


この手の話は、昔から大勢の人が体験していたと思いますが、
信じてもらえなかったり、又聞きになって消えてしまったり、なかなか記録として残らなかったのかもしれません。


「異世界もの」「時空のおっさん」についても、
作り話を同時多発的に色々な人がしているだけの可能性はありますが、
奇妙な共通点があるので、一括りに嘘で片付けるのはもったいないような気がします。


個人的には、時空の穴はどこにでも空いていると思っているので、
その解けた結び目から異世界へ入ってしまったのかもしれないと思っています。


道切りの民

●要約

Mさんが横断歩道を渡っていると突然「空気のカーテン」をくぐったような変な感覚を感じた。すると、そこは人のいない世界で、夜空が赤黒かった。
そして、「時空のおっさん」がMさんの方へ走って近づいてきたので横断歩道を来た道のほうへ戻ると、元の世界に戻った。


それから10日ほどしたある日、いつもの角を曲がった瞬間、視界が青紫っぽい色に変わった。目の前の看板の文字がカタカナを上下逆さにした文字に変わっていた。
Mさんは、元来た道を戻ろうとすると前方に「時空のおっさん」がいた。


すると「時空のおっさん」は「もう来たらだめだ、次きたらしょ・・・」
とMさんに言った。その瞬間、高速のエレベーターに乗ったようなグラっとした感覚に襲われてきがついたたら、自分の家の前にいた。


Mさんは「時空のおっさん」は「次きたらしょ・・・」
が「次は処分される」だと思った。


この出来事をMさんが母と祖母にすると
「あんたも幽玄の血を引いたんかい」と言われた。
「幽玄の人」というのは、こちらとあちらの血を引く人のこと


祖母はこんな話も教えてくれた


この世界は四角ではなく三角であり、1番目と4番目は同じ場所にある。

そして、心配になった母がおじさんに連絡をした。
おじさんも「幽玄の血」を引いており、「道切り民」の能力を持っている。


道切りの「道」とは「この世」と「隔世」をつなぐ道


知らない人が「隔世」に入らないように道を閉ざす者達を

「道切りの民」と呼ぶ


道はこちらとあちらの両側を閉じないと再び開いてしまう


また、「道切りの民」は「徐福」でもある

おじさんは、こちらがわから道を閉じている

「隔世」と「異世界」は正確には少し違う

Mさんは、それからおじさんに色々と教えてもらった。
そのとき、以下のような画像を送ってもらった。




八角形の頂点は「転」中央を「柱」と言う

八角形は「隔世」を表している

八角形がいくつも重なってこの世界が存在する


この世は「隔世」の影であり、真実と心理はそこにある


「柱」という映写機から壁に映像が映し出され

「転」という穴から映像が投影されている

それが「世」である

光源である「柱」も一つではない


「隔世」とは「あの世」とか「桃源郷」とも呼ばれ「この世」でもある

「隔世」ごとに「理」が異なっていて、時間の流れが違う


この世は「隔世」の影であり、真実と心理はそこにある


この世界は四角ではなく三角であり、1番目と4番目は同じ場所にある

とは、三角形が集まった八角形のこと

※ある三角形の4番目ととなりの三角形の1番目と重なっている?

「時空のおっさん」とは、知らない人が「隔世」に入らないように道をあちら側から道を閉ざす人


あちら側から道を閉ざす=「時空のおっさん」
こちら側から道を閉ざす=「道切りの民」=「幽玄の人」


続き


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