離族

はじめに

近年「毒親」という言葉がテレビドラマなどを通して、よく知られるようになりました。


今回する2chの投稿については、創作の可能性もあります。


ただ私自身は「子供を殺してくださいという親たち」という本や
似たような話を実際に見聞きしているので
以下の事例は、ある種の真実を帯びているのは間違いないように思います。

毒子

・兄が実家を出禁になった

投稿者の兄が15歳から8年に渡って、家族に対して暴言、物を壊すなどの行為を続けてきた。兄が社会人2年目になったとき、実家から


「大学も卒業させ、学費も出したし、社会人2年目ともなれば、養育義務は果たしただろう。もう、長男は帰省しないでほしい。ここは私たちの家で、この家に入れる人間を私たちが選ぶ権利がある。長男のことは、人間として好きになれない。この歳になれば、好きでもない人間を二時間以上テリトリーに入れるのは苦痛だ」


と言われて、絶縁されたというものです。


※参考動画※兄が実家を出禁になった

・暴力、包丁で恐喝する子

この動画を見た時、「毒親」があるなら「毒子」というのもあるかも、と思って調べると、まだ一般化されていないようですが、そういう概念の記事が見つかりました。


その記事の中で、親の愛は、「子供が礼儀をわきまえている限りにおいて」無償


家政婦扱いに加え、暴力、包丁で恐喝など完全に常軌を逸した子供に対して
「親の役目は十分に果たしたから親を卒業する。これからは自分自身の人生を生きるから、そちらも親を忘れるよう」、毅然と伝えて行動するべき


と締めくくっていました。


※参考記事※「毒子」について

毒親

・家族を支えてきたのに「子供部屋おばさん」扱いを受ける

毎月20万生活費を入れていたのに、突然兄夫婦と母親から
「いつまでも脛をかじる能無し」
「お嫁にも行かない穀潰し」
「30にもなって母親に寄生しているダメな子」
と言われて、家を追い出された。


という話。


短大を卒業してから一人暮らしをはじめようと思っていたが
生活費や家事などの負担を期待されて、実家から離れることを許可されなかった。
投稿者は、父親残した負債も生活費の中から支払っていた。


自分が「搾取子」であるという自覚はあったが、
両親のことはそれほど嫌いでなかった、愛情をもらえるかもと
惰性で、父母の世話をしていた。


この投稿者は、親に認められ僅かばかりの愛情を期待し
るためにずっと一人で努力して、家族のために尽くしたのに・・・


※参考動画※家族を支えてきたのに「子供部屋おばさん」扱いを受ける


・エリート兄が毒家族に復讐する話

これも有名な話ですが、クズな家族に兄が復讐する話です。


兄は、家族からの愛情を求めて、長らく家族のために献身的に尽くしますが
兄弟からの嫉妬や甘えで、家族に食い物にされ、
尊厳を奪われるような仕打ちを受けています。
最終的に、兄はひどい裏切りを受けて、復讐するという話です。


人は、自分より優れた人間を支配することがとても好きみたいですね。
会社で優秀な人間を飼い殺しにするのも似たような心理と思われます。


※参考記事※エリート兄が毒家族に復讐する話

キノの旅

「キノの旅」という短編小説では、
主人公キノが風変わりな国をモトラド(バイク)で色々な国を旅するという短編小説。

キノが旅する世界では、国は城壁で囲まれて、国ごとに独自の世界が広がっています。



※Netflixでも視聴できますよ


・人を殺してもよい国がありました。
どんな物騒な国かと思ってキノが入国すると、
その国の人たちはみなにこやかで穏やかで平和でした。
その理由が「人を殺しても良い」というところにあるなかなか驚きの結末でした。


・オンライン授業を実施している国の話がありました。
わからないところを繰り返し聞けて、効率がよいとしていました。

これは、その当時ではかなり画期的なアイディアでした。


・AIが全ての国の仕事を担っている国の話がありました。
その国では、人々は、することがなくて暇なのですが、
通勤して会社へ行って働きたい人たちが、わざわざオフィスへ集まって
午前中は、積み木を重ねて、午後はその積み木を崩す
というような意味のないことをしていました。
(記憶が曖昧ですが、上記のような雰囲気の話です)


そんな「キノの旅」に
家族が嫌になったらいつでも、「離婚」ならぬ「離族」できる国の話がありました。
虐待を受ける子供がいつでも家族から逃げて、別の家族を募集するというような話です。
募集する様子が、結構陽気な感じだったように記憶しています。
「あちゃーハズレの家族やったから、新しい家族募集しよーっと」
くらいの軽々しい感じ。


血縁ではなく、相性で家族を好きに決められると言う制度を提唱していました。
この作者は、まだ一般化されていない真実を時に描写しています。

(未来に常識となることを予見しているように思います)

まとめ

イチローさんは「結婚はギャンブル」とおっしゃっていました。


不運にも「毒夫」「毒妻」「毒親」「毒子」に当たってしまうことが
あるので、いつでも「離族」できるように自立して稼げる力や生活する力を
日々の中で養うことが大切なのだなと思いました。


今、虐待で苦しんでいる子供を含むたくさんの人たちが簡単に自由を得られる世界を願います。


<知恵袋>
「家族ガチャ」ハズレに備えて、自立する力を蓄える。


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