ルシファーの「自由意志」とは
はじめに
私の友人にフラダンスの講師をしている方がいます。その方とランチをしていた時に
「真実は、どれも同じことをいっているように思う」
という話をしてくれました。
「嘘や真実でないことは、バラバラで、統一性がないけれど、
真実は、別の宗教や土着の信仰まで同じことを別の表現にしているだけで一致している」
そういう意見で一致しました。
なぜ、フラダンスをわざわざ明記しているかというと
フラダンスは、「ホ・オポノポノ」に象徴されるような
座学でなく、ナチュラルに真実を感じとることに努めていそうな雰囲気だからです
今日ご紹介するお話は、
テレビ「アンビリーバブル」で紹介された脳神経外科医の臨死体験の中の一説と
シュタイナーの「ルシファー」の不思議な共通項です。
先日、コメントで私のブログ記事と「日月神事」に共通点があると教えてくださった方がいらっしゃいましたので、久々に記事を書くモチベーションになりました。
一人でオカルト的なことを考えていると煮詰まるので
コメントいただけると、記事を書く励みになります。
脳新外科医エベンの臨死体験
●臨死体験でエベンが聞いた神の言葉
・宇宙は一つではない
・信じられないほど多くの宇宙が存在している
・一つ一つの宇宙はその中心に「愛」を持っている
・どの宇宙にも「邪悪」が存在しているが、ごくわずかでしかない
・邪悪が存在しなければ、「自由意志」をもつことはできない
・邪悪はそのために必要とされてきた
・自由意志がなければ発展が得られない
・進歩がなくなり、神が人類に対して願い続けたことを人類が達成できなくなる
・世俗世界の邪悪は醜悪で強力であるが、全体としては「愛」が圧倒的に優勢であり、最終的に勝利を収めるのは「愛」である
ルシファーと「自由意志」
●ルシファーの作用
地球期(レムリア時代):ルシファーが能天使「エクスシアイ(能天使)」と対立し、
人間に自由を継承する権利を与えた。と同時に「悪」へ陥る可能性(感覚的な情熱や欲望する)も与えることになった
【作用】
人類に自らの判断で「善」「悪」を選択できる判断能力をもたらせた
一方で、地上特有の欲望、情熱、渇望を抱く傾向を与えた。
【高次の神々の反作用】
結果として、高次の神々は、人類に「病気」「苦しみ」を与えることで、人類が地上の生活に堕落してしまわないように調整を行なった。
考察
エベンは脳神経外科医で、臨死体験をするまで、死後の世界について全く信じていませんでした。
もともと、著名な医師だったので、売名のため捏造した「臨死体験」を語ることは考えにくく、臨死体験が本当の死後の世界なのか、ただの夢なのかはおいておいて、
エベンが体験したことは、エベンの内面で実際に起こった事実である、神の言葉として聞いたと言えると思われます。
・シュタイナーが霊感で得た「ルシファー」の存在する目的
・エベンが神から聞いた「邪悪」の存在する目的
がそれぞれ
人類に自由意志を持たせる
と奇妙な一致を見せています。
ここで、あなたに質問します
神がこの世界を作ったとして「邪悪」が存在する理由はなんでしょうか?
私だったらたとえば
この世界は陽陰で存在するため
「善」が存在するためには「悪」が必要である
人間の魂が成長するためには、試練が必要である
そのために「悪」という存在が必要
などと安易に考えてしまいそうです。
ちなみに、上記は両方とも微妙に正しくないような気がします
・陰陽の関係における「善」の対が「悪」なのかは分からない点。
・陰陽の関係で「邪悪」を作らざるを得ないくらいなら、「邪悪」をわざわざ作らなくても
よいのではないかと言う点。
→「真善美」など陰陽でなくても、単独で存在しそうに思ってしまう。
・よく考えると「試練」に「悪」が必要とは言えない点
何が言いたいかと言うと、「邪悪」の存在理由として「自由意志」を持つため
という発想は、なかなかできないように思うのです。
エベンもシュタイナーもただの妄想である場合に
「邪悪」の存在理由として「自由意志」
で一致する確率は極めて低いだろうと言えるので、これは、真実と考えるのが自然に思います。
<シュタイナー>