アンガーマネージメント

アンガーマネージメントという言葉が浸透しはじめて、
ずいぶん経ったような気がします。

ビジネス的なアンガーマネージメントは

●実害のないこと
　→金銭的ダメージを受けていない
　→社会的な損失をうけていない
　→誰も傷ついていない

を条件に、怒らない訓練、癖づけをするというもの。
※怒りが湧いたら7秒待つなども聞いたことがありますね・・・

家庭や会社で良好な人間関係を構築する上で、無駄に労力を使わないと言う意味でも
必要な戦術と思います。

逆に、金銭的ダメージを受けた、社会的損失を受けた、身体を傷つけられた
場合は、然るべき態度をとるべき

と言えます。

ただし、然るべき態度を取るべきであり、怒鳴ったり、暴言を吐いてはいけません・・・
暴力なんてもってのほかです。
（といいながら、最近「毒親と世界線」記事で親に暴言を吐いているわたくし・・・）
法律や適切な組織へ訴えたり、正しく相手に伝えたり、周りを巻き込むことも必要な場合が
あるということになるとおもいます。

怒りは蓄積され腐敗する

●フロイトの言葉

精神分析のフロイトの言葉に
「表出されていない感情は、絶対に死なない
　心の奥底で生き埋めにされているだけで
　後になってさらに醜い形で表れる」
というのがあります。

「この言葉だけ聞いても、なんのこと？」
と皆さん思われると思うので、

悪いとは思いますが、最近の小林麻耶さん報道を例に出したいと思います。

小林麻耶さんの怒りが爆発しているのです・・・
そして、いびつな形でその怒りが表出しているのです・・・

●小林麻耶さんが怒っている

2022年3月頃から4月にかけて　小林麻耶さんが、ブログやYouTubeを通して
海老蔵さんを攻撃していて、度々ネットニュースになっています。

ネットニュースによる小林麻耶さんの主張

・9,000万円の金銭が返ってこない
・小林麻央さんの入院時、海老蔵さんの酷い言動によって家族が傷ついた
・小林麻央さんに標準治療ではなく怪しい民間療法を勧めた

などなどです。（※真偽は不明）

ところで、私は、会社での根回し等が苦手で、不意に理不尽な目にあうので
定期的に怒る羽目になります。

少し前、私が怒っている時、ふと小林麻央さんと小林麻耶さんのことが思い浮かんで、
小林麻央さんも小林麻耶さんも、若い頃からずっと笑顔で、
嫌なことされても、悪態をついたり、毒づいたりせず、笑って受け流してすごいなあ。

と思いました。
テレビで失礼なことを言われたりしても、ニコニコしていたように記憶しています。
見えない所では、もっと理不尽な目にあっているだろうに・・・
彼女達のマイナスの想念のようなものは、一体どこへいったのだろうか？

と不思議におもっていた矢先、今回、小林麻耶さんの怒りが爆発したのです。

「抑圧された怒り（や欲望）は醜い形で表出する」
というフロイトの言葉は、思わぬ形でその正当性を証明したようでした。

小林麻耶さんは、
ある時は、松井一代さんのモノマネをしながら、
ある時は、奇妙なシャネルの服を着て
（シャネルであることが哀れさを強調しているように見えます）
海老蔵さんの悪徳を訴えているのです。

小林麻耶さんが取り得る最も醜い形で怒りが爆発したのではないでしょうか・・・

とはいえ、もともと可愛らしい方なので、松井一代さんのモノマネで怒ったとしても
異様ではありますが、幼い気（いたいけ）であり、健気でもあります。
（ネットニュースの画像をチラ見しただけですが・・・）

●怒りと地震

そう考えると、地震と怒りが似ているなとも思いました。
（ということは、地球と人も似ているのかも・・・）
数百年単位で、溜め込んだプレートの歪みが一定基準を越えると必ず爆発しますから。

周期地震も、震度2、震度3で頻繁に発生したほうが歪みが蓄積されないため
危険が少なくなるといわれているそうです。

まとめ

「金銭的ダメージを受けた」「社会的・身体的損失を受けた」「心を傷つけられた」
場合は、溜め込まず、怒りの鮮度が新しいうちに、
正当な手段で戦わなければいけないと、私は思います。

そもそも、怒らざるを得ないような人、場所に近づかないというのが
何よりなのかもしれません。

そういう場所やそういう人に出会ったら、怒りや負の感情が溜め込む前に
脱出したほうが、後々痛手が少なそうです。
※ブラック企業然り、地域、学校、配偶者、知り合い、ママ友
　心当たりはありませんか？

また、本当は怒っているのに、その怒りに気づけない場合、
心の内部で腐って、ある日突然爆発する場合もあると思います。

本当にずるい人は、巧みに、相手を支配し搾取するので、
顕在意識では気付くことができず、潜在意識レベルで怒りが蓄積するのです。
そして、潜在意識は、もやもやという形でサインを送ります。

定期的に内省して、このもやもやだったり、
その他心の声を聞くことが重要なのだと改めて思います。

＜知恵袋＞
瞑想までいかなくても、ぼーっとする時間を持って自分の心の声を聞こう。