アドラーと世界線

アドラーの「嫌われる勇気」という本がずいぶん前にベストセラーとなった。


私は近未来氏の世界線の選択について、最近よく考えるのだが、そのときふっと、「アドラーの嫌われる勇気」も同じことを言っていないか?と思いついたのだ。
今日は、「近未来氏の世界線メモ」と「アドラーの心理学」と「ホィーラーの遅延選択実験」「引き寄せの法則」から
すこし考えを進めてみたいとおもう。


●近未来人の世界線(メモ)
2020年5月3日から来た未来人だけど質問ある
・時間は存在しない
・今しかない、過去も未来もパラパラ漫画のようにコマベースで存在している。
・分岐により網の目状にこの瞬間も選択肢が広がっている
・選択する度に新たな世界線に移動する
・結果(未来)のイメージで世界線を飛び、より良い世界線へ移動することができる?
・複数の世界線に自分は無限に存在するのか?
 →自分には唯一無二の固有IDが割り振られていて
  世界線に自分の固有IDが含まれている場合は、今いる世界線と固有IDにより
  世界線が結合され、別の世界に移動できる
  ただし、意識は一つの世界線にしか存在しない


●アドラー「嫌われる勇気」の「第一夜」
・世界は、本来シンプルなのにあなたが複雑にしている
・人にはトラウマは存在せず、現在の状態は、過去が原因なのではなく今の目的にある
・人は常に変わらないという選択をしている


●ホィーラーの遅延選択実験
→物理実験から未来が過去を変えるという可能性を示唆している(?)
 今後もう少し深掘り予定


●引き寄せの法則
正しく願えば、それが現実化するというもの


<事象>
A.「引き寄せの法則」と世界線の移動は、おそらく同じことを指している。


B.「私」という意識が、その時々の欲求に従って、世界を選んでその世界に身を置いている。


C.アドラーによると、ある人が、周りのにイライラさせる人たちに対して怒っているとする。この場合は、本人の怒りたいという潜在的な欲求に基づいて、イライラする環境が作られる。


D.「嫌われる勇気」では、主人公の青年の友人が引きこもっており、長い間「外に出たい」と思っている。友人が外にでようとすると手足が震え動悸がして一歩も外にでることができない。青年は、過去のトラウマが原因だと主張するが、哲人は「不安だから外に出られないのではなく、外に出たくないから不安という状態を作り出している」と言う。


E.「引き寄せの法則」では、否定はNGである。「●●したくない」と強く願うと、引き寄せ(潜在意識)は否定を解釈できないという、不思議な性質があり「●●」が引き寄せられてしまう。「●●」したいという場合も、「●●」したいということは、現在「●●」できていないということなので、「●●」ができていない状況を引き寄せるそうである。
つまり、「自分は●●である」とイメージすることが引き寄せなのである。


<考察>
上記から考察を進めてみます。


まず、EからDを考えてみる
アドラーの言うことは、「引き寄せの法則」から考えると別の解釈ができそうです。


つまり、本人は、顕在意識では「外に出たい」と思っているが、「否定」を解釈できない「引き寄せの法則」が働いて「外に出ていない」という状況を引き寄せている。


また、「現在しか存在しない」ということを前提にして考えると、トラウマは存在しない。「ホィーラーの遅延選択実験」からも考えると、現在しか存在せず、しかも、「過去を書き換えられる」可能性まである。したがって、アドラーが主張するように、トラウマが原因で現在の行動が制限されているということはないと推測されます。


<オカルト>

×

非ログインユーザーとして返信する