はじめに
今回ご紹介するのは「ヒトラーの予言」です。
三島由紀夫はこんなことを言ったそうだ。
「ところでヒトラーね。彼がやったことは世界中の人が知ってる。だけど、彼がほんとは何者だったのか誰も知っちゃいない。ナチの独裁者、第二次世界大戦の最大戦犯、アウシュヴィッツの虐殺者、悪魔……。これがいままでのヒトラー観だけど、ほんとはそれどころじゃない。
彼のほんとの恐ろしさは別のところにある。
それは彼が、ある途方もない秘密を知っていたってことだ。人類が結局どうなるかっていう秘密だ。彼は未来を見通す目を持っていて、それを通じて、その途方もない未来の秘密に到達しちゃった」
ヒトラーの予言
●ヒトラーに憑いた悪魔
・ヒトラーは25歳のとき”あいつ”に選ばれて取り憑かれた。
→”あいつ”の正体は不明、ゲーテ「ファウスト」の悪魔「メフィストフェレス」を彷彿とさせます。
・ヒトラーが戦友たちと夕食を摂っていた時、”あいつ”がヒトラーに『立って向こうへ行け』と命じた。その声が、あまりに明瞭に同じことを繰り返したので、ヒトラーは20ヤードほど移動した。とたんに、先ほどまでヒトラーが居た場所に、爆破されそこに居た者は1人残らず死んでしまった。
●ヒトラーの主な当たった予言
・ユダヤの『真実の男』の決定によりが、日本に原爆が落とされる
※広島・長崎に投下させたのは、ルーズベルトの後任者で、ユダヤ系のアメリカ大統領トルーマン(→Truman)
・ナチスはまもなく負ける。負けて何もかもなくなって、ここらへんは美しい芝生になる。
しかし誰も遊びにも見物にも来ない。この近くには『長い壁』ができて、ドイツを真っ二つに裂く。そこへは今世紀の終わりまで、世界中から見物人が来るが、ここへは来ない。芝生の隅には小さな看板が立って……そう、『ここにナチスの本拠があった』と書かれるようになるだろうよ(1944年12月)
→実際にそこは、今世紀末(1989年)までベルリンの壁がドイツを分断し、芝生が生い茂り、『ここにナチスの本拠があった』と書かれた石碑が立てられていた。
・強力な指導者をソ連は持つようになる。それは、レーニンより強く、スターリンより賢明な指導者。彼は共産主義と民主主義を結合し、マルスの座から世界を支配する。彼は額に『赤いしるし』を持つ男だ。
→ゴルバチョフのこと、1939年ごろは、ゴルバチョフは(1931年生まれ)
頭に赤いアザがあった。
・外科手術で、他人の心臓、豚や猿の臓器を移植するようになる
未来の機械はすべて生物か生物の部分と酷似してくる。人間も含めた生物の部分の機能を、機械が代わって果たすようになる。単純な労働は機械がやるようになる。
・人間の脳そっくりの機能を持つ機械も現われて、人間のほうがその機械にものを訊ねるようになる
●当たららなかった予言
・2000年以後は、それが一層ひどくなる。2014年にはヨーロッパの3分の1とアメリカの3分の1が荒廃してしまい(人心の荒廃も含めて)アフリカと中東も完全に荒廃する。結局、いまの文明は砂漠しか残さない
ヒトラーが予言した「2039年の世界」
●人類は二極化する
・いま言っているような意味での人類は、2039年1月、地球からいなくなっている
・人類の”2つの極”はますます進む。1989年以後、人間はごく少数の新しいタイプの支配者たちと、非常に多数の、新しいタイプの被支配者とに、ますます分かれていく。一方は、全てを操り、従える者。他方は、知らずしらずのうちに、全てを操られ、従わされる者たち
・一方には腐るほど大量のカネを持ち、広く高価な土地を持ち、労せずして限りなく肥っていく階級が現われる。貴族とか新しい中産階級とか言ったのはその意味だ。
だが少数の彼らが現われる一方、他方の極には、何をどうやっても絶対に浮かび上がれない連中も現われる
●支配者
・人類の一部はそのとき、人類から、より高度なものに進化して、神に近い生物(神人(ゴッドメンシュ))になっている。
●被支配者
・残りの大部分は、これも進化なのか退化というべきかわからないが、一種の機械になっている。ただ操られて働いたり楽しんだりするだけの、完全に受動的な、機械的な反応しか示さない『ロボット人間』になっている
・これまでの気候異変と環境異変、政治と娯楽と食物、それから起こる突然変異が、そのようなロボットのような人間を大量に生み出す
→これも「よーさんの予言」②支配、誘導しようとする人がいる - アルムシのブログ」
と関連しているような気がしてなりません。
・ロボット人間たちは神人たちの認める限度で、多くのものを与えられる。食物と住居も、職業も娯楽も恋愛も教育も、時には思想さえも与えられる
●自然について
人類は大自然から手ひどく復讐される。気候も2つに分かれ、激しい熱と激しい冷気、火と氷、大洪水と大旱魃(かんばつ)が代わる代わる地球を襲うだろう
その他意味深な予言
※以下は、いずれ考察したいと思います。(★toDo)
まず闘争によって選りぬかれた貴族階級が現われる。新しい中産階級、無知な大衆、新しい奴隷、仕えるものの集団、『永遠の未成年者集団』があろう。そしてこれらすべての上に、さらに新しい貴族がある。特別の指導的人物である。
このように、支配をめぐる闘争によって、国の内外に新しい身分が成立する。しかも東方が巨大な実験の場になる……そこに新しいヨーロッパの社会秩序が生まれるのだ
限りなく心が豊かになっていく精神の貴族、精神の新しい中産階級が現われる半面、支配者が笑えと言えば笑い、戦えといえば戦う『無知の大衆』、『新しい奴隷』も増えていく
「その証拠を明かそう。じつは私は、すでにその人間を見たことがあるのだ。恐れを知らぬ、目を合わせていられないような、苛烈で新しい人間をね」(山荘で、ゲッベルスとラウシュニングヘ)
「天地創造は終わっていない、特に人間については、終わっていない。人類は今、次の階段を昇り、新しい戸口に立っている。新しい種族が輪郭を示しはじめている。それが超人の種族だ。
彼らと彼女たちは出来上がりつつある。完全に自然科学的な突然変異によってだ」(ゲッベルス、フランク、ヒムラー、ラウシュニングヘ、山荘で)
「そして大破局が起こる。近未来に起こる。しかし救いのイエス・キリストなんか来ない。別の救世主が来る。
そのとき人類を救うのは人類を超えるもの……彼らと彼女たちが、新しい世界、新しい宗教を創る」
→以前紹介した、よーさんの「怖い人たち」となんだか共通点を感じます。
<オカルト>